管理職のためのERM講座
2025年1月収録
毎月2回配信(1日と15日に配信開始:各申込締切日は2営業日前になります。)視聴期間1か月
開講日:2025/05/01
講 師:
RMアドバイザリー社 代表
後藤 茂之 氏
申込締切日:4月28日(月)
「社会のリスクを積極的に引き受け、リスク管理を強化して、収益性を確保する」という保険会社のビジネスモデルにとって、ERM(Enterprise Risk Management)は不可欠な経営管理手法といえます。かつてERMは経営企画部門やリスク管理部門など特定の部門との結びつきが強い時期もありましたが、保険ERMが定着した今、営業部門・損害部門など、あらゆる保険業務との関連が深くなってきています。 また、最近の社会・経済環境に目を転じますと、サイバーリスク、気候変動リスク、生物多様性リスク、感染症リスクといった新たなソーシャルリスクが登場しています。
このような「リスク社会」の高まりは、保険会社の提供するリスクソリューションサービスへの期待をますます強くしているものと感じます。 しかしながら、新たなリスクは不確実性が高く、経験知も十分蓄積されていない状況から、ERMをさらに強化していかなければならないのも事実といえます。
本講座は、保険会社の管理職を対象に、このような経営環境の変化を踏まえ、改めて保険ERMの基本をレビューし、実務的応用力を構築していくことを目的としています。今後の新たなリスクへのアプローチを考える上においても最適な講座と考えますので、幅広い部門の管理職の皆様の受講を強くお勧めいたします。
収録時間:約170分第Ⅰ章 保険の仕組みとリスクプールによる管理
1.リスクと保険制度
2.リスクの経済的処理方法としての保険
3.リスクポートフォリオ管理の適切性
第Ⅱ章 保険ERMの概要
1.金融危機を教訓にしたERMの強化
2.リスクの統合的管理
3.時間の経過とリスクの変化への対応
第Ⅲ章 今後の経営環境の変化とERM強化の必要
1.グローバルリスクの変化
2.気候変動の自然祭儀に及ぼす影響
3.社会的価値観の変化と動態的RM強化の必要
RMアドバイザリー社 代表
後藤 茂之 氏
略 歴
損害保険会社及び保険持株会社にて、企画部長、リスク管理部長を歴任。
損保・生保における経営管理、合併・経営統合、日米保険交渉、海外M&A、保険グローバルERMの構築などに従事。
その後、監査法人にて、主として金融・保険会社へ、ガバナンス、規制対応、ERM高度化、非財務資本関連リスク管理などのアドバイザリー業務に従事。
現在、リスク管理に関わるアドバイザリー業務や各種講演、セミナーなどを実施。
中央大学大学院総合政策研究科博士課程修了。博士(総合政策)、認定危機管理士(日本リスクマネジメント学会)
おもな著作
『自然・生物多様性リスクマネジメント』中央経済社(2024年)
『ESGリスク管理』中央経済社(2023年)
『気候変動時代の「経営管理」と「開示」』中央経済社(2022年編著)
『リスク社会の企業倫理』中央経済社(2021年)
『気候変動リスクへの実務対応 ―不確実性をインテグレートする経営改革』 中央経済社(2020年編著)
『ERMは進化する 不確実性への挑戦』中央経済社(2019年)
ERM経営研究会『保険ERMの理論と実践』金融財政事情研究会(2015年、第3章共同執筆
Insurance ERM for New Generations, The Geneva Association, Insurance and Finance Newsletter No.13 February 2014などへ執筆。
IAIS、Geneva Association、IIF、EAIC、Risk Japan、Asia General Insurance Executive Forum, East Asia Pacific Insurance Forum等のERM関連パネルに参加。
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PC(Mac OS High Sierra 10.13以降):FireFox(最新版), Google Chrome(最新版), Safari(最新版)iPad、iPhone(iOS 14.0以降):Safari(最新版)
Android (8.0 以降):Google Chrome(最新版)
この講座は毎月2回開講しています。
- 配信開始日:毎月1日&15日、視聴期間1か月
- 申込締切日:配信開始日(1日、15日)の2営業日前
- 開講日の1営業日前に、受講に必要なIDとパスワードをメールでお知らせいたします。
- 研修窓口でおとりまとめをしていらっしゃる場合は、貴社社内掲示板(教育・研修関連)等をご確認の上、貴社のお申込み方法に従ってください。
- お申込者と受講者が異なる場合、または複数名お申込みの場合は、お申込み受付メールと別に「受講のご確認」メールが届きますので、そちらに記載されたURLにアクセスの上、受講者氏名のご入力をお願いいたします。