損害保険研究 第86巻第4号

＜査定済み論文＞

苦情件数を含めた損害保険業の生産性分析

同志社大学商学部准教授　中岡孝剛氏

目次

Ⅰ　はじめに

Ⅱ　苦情件数と生産性分析

Ⅲ　分析モデル

Ⅳ　分析サンプル

Ⅴ　分析結果

Ⅵ　まとめと課題

 

 

＜研究論文＞

請求権代位により保険者に移転する権利の範囲 ― ドイツ法および英国法を素材とする考察 ―東京大学名誉教授　山下友信氏

目次

Ⅰ　はじめに

Ⅱ　ドイツ法

Ⅲ　英国法

Ⅳ　ドイツ法および英国法の示唆するもの

 

 

＜研究論文＞

（特集）保険法研究への誘い―保険法研究方法論の現在地の言語化の試み（第4回）

米国保険法研究の始め方

岩手大学人文社会科学部教授　深澤泰弘氏

目次

1 　はじめに

2 　米国保険法の特徴

3 　米国保険法の研究方法

4 　おわりに

 

 

＜研究論文＞

医療における人工知能利用と不法行為責任

大阪大学大学院医学系研究科助教　中塚敏光氏

目次

Ⅰ　はじめに

Ⅱ　医療におけるAI利用とそのリスク

Ⅲ　従来の議論

Ⅳ　医師等の不法行為責任

Ⅴ　医療機器製造者等の不法行為責任

Ⅵ　おわりに

 

＜講演録＞

リスクコミュニケーションの基本と実践 ― 7つの誤解と正解 ―

放送大学大学院文化科学研究科　生活健康科学プログラム教授　奈良由美子氏

 

 

＜損害保険判例研究＞

「損害保険判例研究会」判例報告

示談代行後の被害者に対する保険料不払免責の主張

静岡地裁令和5年4月28日判決　

令和4年（レ）第53号，損害賠償等請求控訴事件，判時2564号27頁

北海道大学大学院法学研究科教授　三宅　新氏

 

 

後遺障害逸失利益についての定期金賠償の適否 ― 最判令和2年7月9日を踏まえて ―

名古屋地裁令和4年10月18日判決

令和元年（ワ）5288号　損害賠償請求事件

交通事故民事裁判例集55巻5号1418頁，自保ジャーナル2143号26頁

弁護士・公認不正検査士（シティユーワ法律事務所）　武田涼子氏