SHK8603

損害保険研究 第86巻第3号

(税込・送料無料)

損害保険事業総合研究所

2024年11月発刊

¥1,650(税込)

損保総研では、研究者と実務家の執筆による損害保険とその関連分野に関する研究・調査発表の専門誌として、本誌を年4回(5月、8月、11月、2月)発行しています。本誌は、本邦唯一の損害保険に関する理論および実務の専門誌であり、学術的にも高い評価をいただいております。

概要

<研究論文>

(特集)保険法研究への誘い―保険法研究方法論の現在地の言語化の試み(第3回)

ドイツ保険法研究の始め方

中京大学法学部教授 土岐孝宏氏

目次

Ⅰ はじめに

Ⅱ ドイツ保険契約法について

 1 2008年保険契約法/VVG2008)について

 2 2008年保険契約法の編別

 3 .わが国の保険法との関係

Ⅲ ドイツ保険法の研究方法

 1 .条文の入手方法

 2 .書籍

 3 .判例

Ⅳ おわりに

 

 

 

<研究論文>

プラットフォームにおける消費者の損害補償に関する法的考察

東京科学大学 環境・社会理工学院 准教授 金子宏直氏

目次

Ⅰ はじめに

Ⅱ プラットフォーム取引の法的性質に関する議論

Ⅲ プラットフォーム取引の機能による違い

Ⅳ 信義則と原状回復請求

Ⅴ 決済取引と損失負担

Ⅵ 考察

 

 

 

<研究論文>

予防接種に伴う健康被害に対する補償制度の研究

大阪大学大学院医学系研究科助教 中塚敏光氏

目次

Ⅰ はじめに

Ⅱ 予防接種の意義とその副反応

Ⅲ 我が国の予防接種制度の沿革と現行制度

Ⅳ 予防接種後健康被害救済制度

Ⅴ 諸外国の補償制度

Ⅵ 保険を用いた補償スキームの可能性

Ⅶ おわりに

 

<研究論文>

わが国の損害保険事業におけるIFRS17「保険契約」の影響分析:ソニーの表示・開示を事例として

静岡県立大学経営情報学部経営情報学科教授 上野雄史氏

目次

1 .本論の目的

2 .現行の保険会計とIFRS17の考え方の違い

3 .認識・測定アプローチ

4 .IFRS17における表示および開示の特徴

5 .事例分析:ソニーとソニーFGの比較

6 .事例分析:保険契約負債の開示状況

7 .IFRS17の適用による影響

 

<研究ノート>

サイバーセキュリティ投資とサイバー保険の関係~無形資産・負債分析アプローチ

学習院大学名誉教授 辰巳憲一氏

目次

Ⅰ はじめに~取り組む問題

Ⅱ セキュリティ投資とサイバー保険の概観

Ⅲ セキュリティ投資の特徴

Ⅳ セキュリティ投資とサイバー保険の比較

Ⅴ 残された課題

 

 

<損害保険判例研究>

「損害保険判例研究会」判例報告

自動車車両共済における故意・重過失免責該当性および遅延損害金の起算点 

 神戸地裁令和5112日判決

 令和3年(ワ)第1094号 共済金請求事件

 金判166946頁,自保ジャ215094

福岡大学名誉教授 佐野 誠氏

 

 

海外旅行傷害保険金請求と外来の事故及び旅行行程の意義

 東京地裁令和4324日判決

 令和2年(ワ)15764号 保険金支払請求事件

 自保ジャ2125174

早稲田大学法学学術院教授 肥塚肇雄氏

 

 

 

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